【SAPOD】今日の「宇宙画像」です。soraeが過去に紹介した特徴的な画像や、各国の宇宙機関が公開した魅力的な画像、宇宙天文ファンや専門家からお寄せいただいた画像を紹介しています。(文末に元記事へのリンクがあります)
(引用元:ESO)
こちらは、いっかくじゅう座の方向約2500光年先に位置する「コーン星雲 (Cone Nebula)」です。暗黒星雲として知られるこの天体は、円錐形の特徴的な構造を持ち、その形状が円錐(コーン)のように見えることから「コーン星雲」と名付けられました。
Source
- Image Credit: ESO
- ESO - ESO’s 60th anniversary image: the Cone Nebula as seen by the VLT
コーン星雲は、より広範な星形成領域である散光星雲「NGC 2264」の一部です。この領域には「クリスマスツリー星団(Christmas Tree Cluster)」と呼ばれる若い星々が集まった星団も含まれています。星雲の内部では、紫外線放射や恒星風が周囲の星間物質を吹き飛ばし、密度の高い部分を残すことで独特の形状が生み出されています。
この画像は、チリのパラナル天文台にある「超大型望遠鏡 (VLT)」によって撮影され、ヨーロッパ南天天文台 (ESO) が2022年11月10日に公開したものです。
【▲ コーン星雲までズームイン!(Credit: ESO/L.Calçada, ESO/Digitized Sky Survey 2. Acknowledgement: D. De Martin. Music: Azul Cobalto)】
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編集/sorae編集部