【SAPOD】今日の「宇宙画像」です。soraeが過去に紹介した特徴的な画像や、各国の宇宙機関が公開した魅力的な画像、宇宙天文ファンや専門家からお寄せいただいた画像を紹介しています。(文末に元記事へのリンクがあります)

(引用元:NOIRLab)


今回は、「Circinus West(コンパス座西)」分子雲の光景をご紹介します。

この分子雲は、「コンパス座」の方向約2500光年先にあります。

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まるで星空に生じた真っ暗な亀裂のようですが、その正体は塵(ダスト)を豊富に含んだガスの雲。

とても密度が高いため、背景の星々が隠されて見えなくなっているのです。

ここには数十個ほどの成長しつつある若い星があり、その一部は暗黒の雲を通して存在の証を示しています。

若い星から流出したガスが雲に空洞を生じさせる様子や、周囲の物質との相互作用で現れる星雲に似た「ハービッグ・ハロー(Herbig-Haro: HH)」と呼ばれる天体の観測を通じて、研究者は星形成の手がかりを得ています。

 

文/ソラノサキ 編集/sorae編集部

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