【SAPOD】今日の「宇宙画像」です。soraeが過去に紹介した特徴的な画像や、各国の宇宙機関が公開した魅力的な画像、宇宙天文ファンや専門家からお寄せいただいた画像を紹介しています。(文末に元記事へのリンクがあります)
(引用元:sorae 宇宙へのポータルサイト)
こちらは、soraeが2024年1月6日の記事内で紹介した『ホーキング星の模式図』です。ホーキング星とは、恒星の中に原始ブラックホールが存在するタイプを指したもので、実際に観測されている天体ではありません。1971年にスティーヴン・ホーキングによって提唱されていることからホーキング星と呼ばれています。
Source
- Image Credit: Max-Planck-Institut für Astrophysik
- sorae - もしも太陽の中心に原始ブラックホールがあったら? 「ホーキング星」の可能性を探索
宇宙誕生の直後、非常に小さな質量の「原始ブラックホール」が生成されたという説がありますが、その実物は現在1つも発見されていません。では仮に、恒星が原始ブラックホールを捕獲し、中心部に保持した場合、どのようなことが起こるのでしょうか?
マックス・プランク天体物理学研究所のEarl P. Bellinger氏などの研究チームは、太陽の中心部に原始ブラックホールがあると仮定した場合にどのような影響があるのかをシミュレーションしました。その結果、原始ブラックホールが小さい場合には、太陽に観測可能な変化を及ぼすことなく存在できることが分かりました。また、条件によっては恒星に変化をもたらすことも分かったため、恒星の観測を通じて、間接的に原始ブラックホールの数を推定することができるようになるかもしれません。
(元記事より引用)
編集/sorae編集部 元記事/彩恵りり