【SAPOD】今日の「宇宙画像」です。soraeが過去に紹介した特徴的な画像や、各国の宇宙機関が公開した魅力的な画像、宇宙天文ファンや専門家からお寄せいただいた画像を紹介しています。(文末に元記事へのリンクがあります)
(引用元:sorae 宇宙へのポータルサイト)
こちらは、土星探査ミッション「カッシーニ・ホイヘンス」の着陸機「ホイヘンス」が撮影した『衛星タイタンの表面』の画像です。実際の色味を強調した画像処理が施されています。
Source
- Image Credit: ESA/NASA/JPL/University of Arizona
- sorae - 9月15日は土星探査機「カッシーニ」のミッションが終了した日
ホイヘンスは、アメリカ航空宇宙局(NASA)と欧州宇宙機関(ESA)の土星探査ミッション「カッシーニ・ホイヘンス」の一環として、1997年に打ち上げられ、2005年に土星の衛星タイタンに着陸しました。ホイヘンスの探査により、タイタンにはメタンやエタンの湖が存在していることがわかり、水が循環する地球のように炭化水素が循環する世界であることが判明するなど、生命の起源や有機化学の研究に大きな貢献をしました。
以下の動画は、NASAジェット推進研究所(JPL)の公式Youtubeチャンネルが2017年1月12日に公開した『小型探査機「ホイヘンス」が土星の衛星タイタンに着陸する様子の動画』です。この動画は、タイタンの表面に降下する2時間半の間に撮影された実際のデータをもとに作成されています。
動画の終盤の「1:57」頃にホイヘンスがタイタンに着陸すると、手前を黒い影が横切る様子が捉えられています。これはNASAによると、これは降下時に機体を減速させたパラシュートの影とのことです。
文/sorae編集部