アメリカ航空宇宙局(NASA)のレポートによると、地球近傍小惑星「1998 QE2」は5月31日、地球と月の距離の約15倍、地球から約580万kmの距離まで接近する。

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NASAによると、「1998 QE2」はアメリカ東部夏時間5月31日16時59分(日本時間6月1日5時59分)に地球に最接近する予定で、地球に衝突する恐れはないとしている。今回の接近に伴い、NASAはディープスペースネットワークのゴールドストーン局やアレシボ天文台の電波望遠鏡などを使って観測を行い、形や地形、軌道などを詳しく調査する予定だという。

「1998 QE2」は直径約2.7kmの小惑星で、地球に接近する小惑星の中でも大きい天体である。直径1km以上の小惑星が地球に衝突した場合、地球規模の災害になると言われているため、NASAは現在、直径1km以上の地球近傍天体を全てリストアップし、観測し続けている。

 

■Asteroid 1998 QE2 to Sail Past Earth Nine Times Larger Than Cruise Ship
http://www.jpl.nasa.gov/news/news.php?release=2013-163

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