
明日は2016年3月9日、部分日食の日ですね。
当日の天候は曇りであまり良いとは言えませんが、直射日光ではないからと言って肉眼で見るのは非常に危険です。今回は日食を見る際の注意事項をまとめました。
【NG】太陽を直接目で見る
曇りだからと言って太陽を直接見るのは非常に危険です。
数秒ならいいや…というわけにもいかず、非常に危険な行為なので絶対に避けてください。
【NG】双眼鏡や望遠鏡で覗きこむ
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双眼鏡や望遠鏡は光や熱を集めるので、そのまま除くことは非常に危険です。また、同じように一眼レフカメラの望遠レンズなども同様なので注意してください。
日食グラスを付けたと言っても安全性は確保できないので注意してください。
この様なレンズを介して観測する場合は専用の減光フィルターなどを付けましょう。
【NG】色がついた透明の物で見る
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色のついた下敷き、一般的なネガ、すすを付けたガラス、サングラスなども一見は減光する様に見えますが、太陽から放たれる赤外線の前では完全に無防備状態ともいえます。
参考に、こちらの画像が赤外線モードで撮影したカメラの一般的なネガ。全く透けてみますね。
この様に太陽を観測する為に作られた物ではない場合、赤外線が筒抜けなので、絶対に使用しないでください。
【OK】日食はピンホールを使う方法で簡単に観測!
今回も日食グラスを購入するのを忘れた…売り切れで手に入らなかった…という場合はピンホールで観測してみましょう。ピンホールなら直接太陽を見ることがないので一番安全な方法とも言えます。
紙などに小さい穴を開けて地面などに太陽を映し出すことで太陽の形を確認することができます。映し出す側は白っぽい平らな面の方がより観測しやすいです。
穴の大きさは数ミリ程度が適当ですが、映し出す面との距離に応じて穴の大きさが異なりますので、事前に調整しておきましょう。
出典:国立天文台
出典:かわさき宙と緑の科学館
参考:http://www7a.biglobe.ne.jp/~tomoyu/solarinst/co224.htm