NASAは2018年8月12日(現地時間)、太陽接近探査機「パーカー・ソーラー・プローブ(Parker Solar Probe)」を打ち上げました。探査機は予定通りの軌道に投入されており、打ち上げは成功しています。
フロリダのケープカナベラル空軍基地から「デルタIVヘビー」ロケットによって打ち上げられたパーカー・ソーラー・プローブは、ミッションの最中に太陽を24回周回します。そして太陽から616万kmの距離まで近づき、温度が100万〜300万度に達するコロナの観測をおこなうのです。またそれ以外にも太陽の電界や磁場、太陽風を観測し、写真も撮影する予定です。
なお、パーカー・ソーラー・プローブは11.4cmのシールドで太陽からの熱と放射に耐え、徐々にその距離を縮めます。また、最初の太陽への接近は11月初旬を予定しています。
Image Credit: NASA
■NASA Launches Daring Solar Probe Mission to Kiss the Sun
https://www.space.com/41454-nasa-parker-solar-probe-launches-to-sun.html
(文/塚本直樹)