プロトンロケットの商業打ち上げを担当するインターナショナル・ローンチ・サービシーズ(ILS)社は8月14日、次のプロトンMロケットを9月15日に打ち上げると発表した。今年7月2日に起きた墜落から約2ヶ月、ついにプロトンMが復活する。
これに先立つこと7月18日、ロシア連邦宇宙局(ロスコスモス)は事故の調査報告書を発表、また8月5日にはロシア政府による事故の調査報告書を発表した。ILS社もまた独自の調査委員会を組織して調査を続けており、ロスコスモスやロシア政府による調査結果や是正計画に同意、13日にその任を終えた。
打ち上げ再開1号機の積荷は、ルクセンブルクのSES社の通信衛星アストラ2Eとなる。またそれに続く今後の打ち上げ計画も順次決定されるとのことだ。
一方ある匿名の技術者は、イタル・タス通信を通じ、わずか2ヶ月での打ち上げ再開に疑問を投げかけた。
■Federal Proton Launch | ILS FROB Concludes | GLONASS | International Launch Services
http://www.ilslaunch.com/newsroom/news-releases/ils-frob-concludes-glonass-proton-launch-anomaly-investigation