シー・ローンチ社(Sea Launch)は協定世界時間12月3日20時43分(日本時間12月4日5時43分)、ユーテルサット社の通信衛星「ユーテルサット70B(Eutelsat-70B)」を載せたゼニート3SLロケットを、太平洋上西経154度の海上に浮かぶ、打ち上げプラットフォーム「オデッセイ」から打ち上げた。

打ち上げられたロケットは順調に飛行し、打ち上げから約1時間6分後に、「ユーテルサット70B」を所定の軌道に投入し、打ち上げが成功した。シー・ローンチの打ち上げは8月以来、約4カ月ぶり。

「ユーテルサット社の衛星の打ち上げに成功したことにとても誇りに思います。ゼニート3SLロケット全体の打ち上げ成功率は再び95%に戻りました。」

今回の打ち上げ成功を受け、シー・ローンチ社のシェル・カールセン(Kjell Karlsen) GMはこのように述べた。

「ユーテルサット70B」はEADSアストリウム社(Astrium)が開発した通信衛星で、重さ約5000kg。48本のKuトランスポンダーを搭載し、ヨーロッパやアフリカ、アジアを中心に衛星通信やデータサービスなどを提供する。

 

■Sea Launch Successfully Delivers the EUTELSAT 70B Spacecraft into Orbit
http://www.sea-launch.com/news_releases/2012/nr_121203.html

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