九州工業大学は7月10日、同大学の学生らが製作した小型衛星「鳳龍弐号」が、表面の太陽電池で350ボルトの発電に成功したと発表した。

発表によると、7月8日に高度約680kmの軌道上で発電実験を行い、そのデータを解析した結果、約30分間にわたって、330から350ボルトの電圧で安定して発電していることが確認された。宇宙空間における太陽電池アレイを使った発電電圧は、国際宇宙ステーション(ISS)の160ボルトがこれまでの最高値であり、350ボルトの発電電圧は世界初の快挙だという。

「鳳龍弐号」は5月18日にH-IIAロケット21号機に相乗りして打ち上げられた。

 

■高電圧技術実証衛星「鳳龍弐号」が世界初の300V発電に成功!
http://www.kyutech.ac.jp/info/id1296.html