ガンプラ宇宙へ!超小型衛星「G-SATELLITE」打ち上げ成功。宇宙空間放出は4月下旬

「ガンダム」と「シャア専用ザク」のガンプラがついに宇宙へ!

2020年東京五輪・パラリンピック組織委員会やJAXAと東京大学、そして「機動戦士ガンダム」がコラボした企画専用の超小型衛星「G-SATELLITE」が米フロリダ州のケープカナベラル空軍基地から打ち上げられました。

G-SATELLITEは、国際宇宙ステーション(ISS)に補給物資を届けるドラゴン補給船に搭載され、ファルコン9ロケットにて日本時間3月7日午後1時50分に打ち上げを実施、無事に目的の軌道に投入され打ち上げは成功しました。3月9日午後8時頃に国際宇宙ステーションに到着、4月下旬に日本実験棟「きぼう」から宇宙空間に放出されます。

3Uサイズの超小型衛星「G-SATELLITE」(Credit: JAXA)

また、G-SATELLITEには宇宙の環境でも変質しにくい素材と塗料が用いられた「ガンダム」と「シャア専用ザク」の特別仕様のガンプラが、衛星の「コックピット」と呼ばれる部分に搭載。きぼうから放出された後にコックピットが展開し、2つのガンプラが宇宙空間にその姿を現す仕組みとなります。

ガンプラの足元には電光掲示板が設置される他に、ガンプラの目は5色のオリンピックカラーに変化。地球や宇宙空間を背景にしたガンプラをG-SATELLITEに搭載された7台のカメラが撮影し、宇宙からエールを送る、という企画になる模様。

東京2020大会の期間前から期間中にかけて宇宙から応援メッセージを地上へ配信し、その模様は大会組織委員会によってSNSなどで公開されます。

 

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Image: space.com
Source: 共同通信 / JAXA