NASAは2018年2月16日(現地時間)、火星探査車「オポチュニティ」が5000火星日(sol)の滞在を達成したことを発表しました。
2003年7月に「デルタII」ロケットによって打ち上げられ、2004年1月に火星に降り立ったオポチュニティ。当初のミッション期間は90火星日に設定されていたのですから、その数字を遥かに超える長寿命っぷりには驚かされます。
また、オポチュニティと同時に他の探査車「スピリット」もデルタIIによって打ち上げられ、火星に軟着陸しています。こちらは2009年に火星の砂にスタックし、2010年に稼働を停止。一方オポチュニティは毎年の冬を生き延び、着陸地点から28マイル(約45km)もの移動に成功しています。
これまで、過去の火星地表に水が存在していたらしい証拠を見つけるなど、大いに活躍してきたオポチュニティ。同じく火星で活動中の探査車「キュリオシティ」とともに、今後も元気に探査活動を続けてほしいものです。
Image Credit: NASA
■NASA’s Opportunity rover surpasses 5,000 Martian days on the Red Planet
https://www.theverge.com/2018/2/19/17027918/nasa-opportunity-rover-mars-5000-sols-anniversary
(文/塚本直樹)
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