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フランスのアリアンスペース社は2015年12月17日20時51分(日本時間)、欧州の全地球測位システム「ガリレオ」を構成する衛星2機を搭載した、「ソユーズST-B/フリガートMT」ロケットを、南米仏領ギアナにあるギアナ宇宙センターから打ち上げた。

ロケットは順調に飛行し、打ち上げから約3時間48分後に衛星を分離、所定の軌道に投入した。

ガリレオは欧州が構築を進めている全地球測位システムで、欧州版GPSとも呼ばれている。今回打ち上げられたのは、そのシステムを構成するための衛星、「ガリレオFOC-M4 SAT 11」と「ガリレオFOC-M4 SAT 12」と呼ばれている。

ガリレオ航法衛星の打ち上げは今回で11、12機目となり、また実運用を担う「FOC」シリーズ衛星の打ち上げは7、8機目となった。

衛星の開発は欧州宇宙機関(ESA)が指揮し、製造はOHBシステム社とサリー・サテライト・テクノロジー社(SSTL)が手掛けた。打ち上げ時の質量は約715kg。設計寿命は12年以上が予定されている。

Image Credit: Arianespace

■Arianespace's latest Galileo mission a success: Soyuz launcher orbits two more satellites in the constellation - Arianespace
http://www.arianespace.com/press-release/arianespaces-latest-galileo-mission-a-success-soyuz-launcher-orbits-two-more-satellites-in-the-constellation/