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【SAPOD】今日の「宇宙画像」です。soraeが過去に紹介した特徴的な画像や、各国の宇宙機関が公開した魅力的な画像、宇宙天文ファンや専門家からお寄せいただいた画像を紹介しています。(文末に元記事へのリンクがあります)

(引用元:NASA)

こちらは、NASAの探査機「DART(ダート)」が小惑星「ディモルフォス」に衝突する約2秒前に撮影した画像です。搭載カメラ「DRACO(ドラコ)」が約12kmの距離から捉えたもので、幅約31mの範囲に大小の岩がひしめく様子が写っています。

DARTが衝突の約2秒前に撮影したディモルフォスの地表(Credit: NASA/Johns Hopkins APL)
【▲ DARTが衝突の約2秒前に撮影したディモルフォスの地表(Credit: NASA/Johns Hopkins APL)】

DARTは、日本時間2022年9月27日午前8時14分ごろ、ディモルフォスに衝突しました。これは、小惑星に探査機をぶつけて軌道を変えられるか確かめるための実験です。2026年9月27日で、この衝突実験から4年が経ちました。

ディモルフォスは、小惑星「ディディモス」の周囲を公転する小さな天体です。衝突当時、この2つの天体は地球から約1100万km離れていました。次の画像は、DARTが衝突の約11秒前、約68kmの距離から撮影したものです。ディモルフォスの全体が画面に収まっており、丸みを帯びた輪郭と、岩に覆われた表面が見て取れます。

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衝突の約11秒前にDARTが捉えたディモルフォスの全体像(Credit: NASA/Johns Hopkins APL)
【▲ 衝突の約11秒前にDARTが捉えたディモルフォスの全体像(Credit: NASA/Johns Hopkins APL)】

小惑星の軌道はどう変わった?

DARTの目的は、将来、地球に衝突するおそれのある小惑星が見つかった場合に備え、軌道を変える技術を実証することでした。探査機を衝突させるこの手法は「kinetic impact(キネティック・インパクト)」と呼ばれ、地球を天体の衝突から守る「プラネタリーディフェンス」の手段の一つとして研究されています。なお、実験の標的となったディディモスとディモルフォスに、地球へ衝突する危険はありませんでした。

衝突後の観測と分析によって、ディモルフォスがディディモスを一周する時間は、衝突前より約33分短くなったことがわかりました。DARTの実験は、探査機の衝突によって小惑星の運動を変えられることを示したのです。

DARTが最後に撮影した画像

最後の画像は、DARTが衝突の約1秒前、ディモルフォスから約6kmの距離で撮影したものです。DARTは接近しながら画像を地球へ送っていましたが、この画像は送信が終わる前に衝突したため、一部分しか届きませんでした。

DARTが衝突の約1秒前に撮影した最後の画像。送信途中で衝突したため、赤く表示された範囲のデータは届かなかった(Credit: NASA/Johns Hopkins APL)
【▲ DARTが衝突の約1秒前に撮影した最後の画像。送信途中で衝突したため、赤く表示された範囲のデータは届かなかった(Credit: NASA/Johns Hopkins APL)】

画像には、間近に迫った岩だらけの地表が写っています。一方、赤く表示された部分は、画像データが届かなかった領域です。最後の1枚は、DARTが衝突の直前までディモルフォスを撮影し、地球へ画像を送り続けていたことを伝えています。

 

編集/sorae編集部

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参考文献・出典

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