準天頂衛星システム「みちびき」11月1日サービス開始

準天頂衛星システム「みちびき(qzss)」の運用が11月1日に開始されました。
「みちびき」はこれまでに、GPS同等の「衛星測位サービス」、誤差1〜2mの「サブメータ級測位補強サービス(SLAS)」、誤差6〜24cmの「センチメータ級測位補強サービス(CLAS)」を始め、様々なサービスを試験運用してきました。

1日からの本格運用では、今までの試験運用時と同様に「みちびき」を利用した衛星測位サービスを利用することが可能ですが、SLASやCLASなどの精密測位サービスについては対応端末が必要で「みちびき対応(L1C/A)」を謳ったスマホやデジタルガジェットでは利用できません。SLASは「L1S」、CLASは「L6」の信号に対応している必要があるので、サービスの利用を考えている方はお手持ちの機器の仕様書を確認してください。

なお、これまでに「みちびき」は、2010年に初号機、2017年には2・3・4号機を打ち上げ現在の4基体制となりました。今後は、2020年には初号機継続機、2022年に5号機、2023年には6・7号機を打ち上げ、7基体制で運用する予定となっています。

 

Image Credit:内閣府 宇宙戦略推進事務局
■準天頂衛星システム みちびき
http://qzss.go.jp/