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スペースXは5月1日(現地時間)、フロリダのケネディ宇宙センターから「ファルコン9」ロケットを打ち上げました。また、同ロケットでは恒例の第一段の地上着陸にも成功しています。
 
今回の「NROL-76」ミッションで打ち上げられたのは、アメリカの軍事衛星(スパイ衛星)。またスペースXが米国防省の軍事衛星を打ち上げるのは今回が初めてになります。ファルコン9自体の打ち上げは34回目で、エンジンセンサー関連の問題で打ち上げは1日延期されていました。
 
そして今回の第1段の着陸はドローン船ではなく、ケープ・カナベラル空軍基地の地上着陸地点「Landing Zone 1」で行われました。なおNRO(アメリカ国家偵察局)の人工衛星に続き、スペースXは米空軍とGPS衛星の2018年と2019年の打ち上げ契約も締結しています。
 
また2017年3月には再利用ロケットの打ち上げに成功したスペースXですが、米空軍もこの再利用ロケットの利用に関心を示していると伝えられています。ロケットの再利用がいつも正しいのかどうかはさておき、当たり前の選択肢になる日は近いのかもしれません。
 
Image Credit: SpaceX
■SpaceX Launches US Spy Satellite on Secret Mission, Nails Rocket Landing
http://www.space.com/36666-spacex-launches-first-spy-satellite-nails-landing.html
■You’ve never seen a SpaceX rocket fall to Earth quite like this before
https://www.theverge.com/2017/5/1/15498974/spacex-rocket-falcon-9-fall-to-earth

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