スペースX、スマホと直接通信できる機能を備えたスターリンク衛星を打ち上げ(G8-1)
【▲「Direct to Cell」機能を備えた第2世代スターリンク衛星「Starlink V2 Mini」(Credit: SpaceX)】

スペースXは日本時間2024年4月7日に、「ファルコン9」ロケットの打ち上げを実施しました。搭載されていた第2世代スターリンク衛星「V2 Mini」は無事に軌道へ投入されたことが、同社のSNSや公式サイトにて報告されています。

打ち上げに関する情報は以下の通りです。

■打ち上げ情報:ファルコン9(Starlink Group 8-1)

ロケット:ファルコン9 ブロック5
打ち上げ日時:日本時間 2024年4月7日11時25分【成功】
発射場:ヴァンデンバーグ宇宙軍基地(アメリカ)
ペイロード:スターリンク衛星(Starlink V2 Mini)21機 ※うち6機はDirect to Cell機能を搭載。

スターリンク衛星は、スペースXの衛星インターネットサービス「スターリンク(Starlink)」で用いられる通信衛星です。同社は、高度や傾斜角が異なる「シェル1」〜「シェル8」に分類された軌道へ、最大4万2000機のスターリンク衛星投入を計画しています。

スペースXの公式X(旧Twitter)アカウントによると、今回打ち上げられたスターリンク衛星21機のうち6機は「Direct to Cell」機能を備えています。Direct to Cellは地上からスターリンクの回線と直接通信可能なサービスで、特定の携帯電話キャリアとの契約が必要ではあるものの、特別なハードウェア、ソフトウェア、アプリは不要とされています。また、スペースXのDirect to Cell公式ページによれば、グローバルパートナーとして株式会社KDDIの名前も表示されています。

これまでに打ち上げられたスターリンク衛星の総数は「6168機(プロトタイプを含む)」となりました。

【▲ 第2世代スターリンク衛星「Starlink V2 Mini」(Credit: SpaceX)】
【▲「Direct to Cell」機能を備えた第2世代スターリンク衛星「Starlink V2 Mini」(Credit: SpaceX)】
【▲「Direct to Cell」機能を備えた第2世代スターリンク衛星「Starlink V2 Mini」(Credit: SpaceX)】

■打ち上げ関連画像・映像

■打ち上げ関連リンク

 

Source

  • Image Credit: SpaceX
  • SpaceX - STARLINK MISSION

文/sorae編集部 速報班