スペースX、NROL-126ミッションの人工衛星とスターリンク衛星の打ち上げに成功

スペースXは日本時間2024年11月30日、「ファルコン9」ロケットでNROL-126ミッションの打ち上げを実施しました。搭載されていた人工衛星は、予定通りの軌道へ投入されたことを同社のSNSや公式サイトで報告しています。

打ち上げに関する情報は以下の通りです。

打ち上げ情報:ファルコン9(NROL-126)

  • ロケット:ファルコン9 ブロック5
  • 打ち上げ日時:日本時間 2024年11月30日17時10分【成功】
  • 発射場:ヴァンデンバーグ宇宙軍基地(アメリカ)
  • ペイロード:名称不明の偵察衛星、スターリンク衛星(Starlink V2 Mini)20機

今回のミッションでは、NROL-126ミッションの人工衛星および、スペースXのスターリンク衛星20機が同時に打ち上げられました。なお、今回使用されたファルコン9の第1段ブースターは6回目の使用となります。これまでにスターリンク衛星の打ち上げミッションに2回、さらにCRS-31、Crew 8、Polaris Dawnの打ち上げミッションにも使用されました。

NROL-126とは

NROL-126は、NROによる打ち上げミッション名で、衛星の名前やペイロード数などの詳細情報は公開されていません。NROによると、このミッションは次世代の運用システムを導入した衛星の5号機で、2024年内に6回の打ち上げを計画しているとのことです。

※NROはアメリカの偵察衛星の開発や打ち上げ、国家安全保障に関連したデータ処理施設を運用する情報機関共同体です。

スターリンク(Starlink)とは

スターリンクとは、地球低軌道へ投入された「スターリンク衛星」による衛星コンステレーション(多数の衛星で構築されたネットワーク)によって実現した高速・低遅延の衛星インターネット接続サービスです。スペースXは将来的に衛星の数を最大4万2000機まで増やすことを計画しています。

関連リンク

 

Source

  • Image Credit: SpaceX
  • SpaceX - NROL-126 Mission
  • NRO - NRO Launches Fifth Proliferated Architecture Mission with NROL-126

文/sorae編集部 速報班