中国国家航天局は6月25日、海南島で建設中の文昌衛星発射センターにおいて、長征七号ロケットに使用される移動発射台の走行試験を実施したと発表した。

写真には、鉄路の上を走る移動発射台が写っており、実際の打ち上げの際には、この上に長征七号が立てられた状態で移動する。さらに左奥には、ロケットの組立棟と思われる巨大なビルが見える。この写真はおそらく移動発射台の終点、つまり実際にロケットが打ち上げられる場所から撮影されたものと思われる。

長征七号は、現在中国が開発中の、超大型ロケットの長征五号、中・小型ロケットの長征六号と並ぶ次世代長征ロケットのひとつで、長征七号は大型ロケットに位置付けられている。打ち上げ能力は地球低軌道に約13tで、現在活躍中の長征二号や長征三号に取って代わり、各種人工衛星や、有人宇宙船の打ち上げに使われるとされる。

長征七号は、現時点で開発は順調であると伝えられており、今年中にも発射台と結合しての試験が行われ、2015年6月ごろに初打ち上げが行われる予定だ。

 

■长七发射平台完成首次行走试验_中国航天科技集团公司
http://www.spacechina.com/n25/n144/n206/n133097/c712806/content.html