インド宇宙研究機関(ISRO)は10月31日、11月5日に予定されている火星探査機マーズ・オービター・ミッションを搭載した、PSLV-C25ロケットの打ち上げのリハーサルを実施した。
リハーサルはロケットが立つサティシュ・ダワン宇宙センターの第1発射台において現地時間6時8分から開始され、同日午後、すべての機能が正常に動くことが確認され、リハーサルは完了した。
マーズ・オービター・ミッションは、2008年に打ち上げられた月探査機チャンドラヤーンを基に開発された火星探査機で、非公式ながらマンガラヤーン(火星の乗り物)とも呼ばれている。同機はインド初となる火星探査機であり、また惑星間空間へ飛ぶ探査機としてもインド初となることから、まずは惑星間飛行、火星軌道への投入、そして火星軌道上での運用といった、惑星探査に必要となる基礎的な技術の獲得が目標とされている。また火星の地表、大気の調査を行うための観測機器も搭載し、科学探査も行われる。
打ち上げは現時点で現地時間11月5日14時36分(日本時間同日18時6分)に予定されている。また火星軌道への投入は2014年9月21日になる見通しだ。
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