欧州宇宙機関(ESA)は2月15日、欧州気象観測衛星「メテオサット10(Meteosat-10)」によって撮影された、ロシアに落下した隕石の大気圏突入時の画像を公開した。
この画像はチェリャビンスク時間9時15分(日本時間12時15分)、「メテオサット10」に搭載された観測機器「SEVIRI」によって撮影されたもので、中央に写っているのが、ロシアに落下した隕石が大気圏突入時に発生した雲だという。
「メテオサット10」は静止気象衛星で、高度約3万6000キロメートルで地球の自転と同じ向きで周回している。
撮影されたこの隕石はチェリャビンスク時間9時20分頃(日本時間12時20分頃)にロシアのウラル地方に落下、空中で爆発を起こし、これまで6都市で被害が確認され、1000人以上が負傷した。
■Russian asteroid strike
http://www.esa.int/Our_Activities/Operations/Russian_asteroid_strike