シエラ・ネバダ社は1月30日、開発中の宇宙船ドリーム・チェイサーの製造に、ロッキード・マーティン社が参画することを発表した。
ドリーム・チェイサーはシエラ・ネバダ社が開発中の宇宙船で、民間企業に国際宇宙ステーションへの人員輸送を担わせることを目指してNASAが企画した、CCiCapと呼ばれるプログラムに選ばれている3機種の宇宙船の1つでもある。他の2つがスペースX社のドラゴン、ボーイング社のCST-100と、共にカプセル型なのに対して、ドリーム・チェイサーは小振りながら翼を持っている。
ロッキード・マーティン社は言わずとしれた航空宇宙メーカーの名門であり、多くの試験・研究設備を持っていることが、今回の契約が結ばれた要因の一つとなった。またドリーム・チェイサーを打ち上げるロケットであるアトラスVも同社が製造しているということもあるだろう。製造が行われるのはルイジアナ州ニュー・オーリンズにあるミシュー組立施設で、ここは以前、スペースシャトルの外部タンクが製造されていたところだ。
ドリーム・チェイサーは今後数ヶ月以内に滑空試験を行い、また2年以内に宇宙飛行が行われる予定となっている。ロッキード・マーティン社が製造するのは、その宇宙に行くことになる機体の予定だ。
■Sierra Nevada Corporation and Lockheed Martin Space Systems Company Partner On Dream Chaser Programs
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