インターナショナル・ローンチ・サーヴィシズ社(ILS)はバイコヌール時間11月21日0時31分(日本時間3時31分)、エコースター社の放送衛星「エコースター16(EchoStar 16)」を載せたプロトンロケット(プロトン・ブリーズM)を、カザフスタンのバイコヌール宇宙基地から打ち上げた。

打ち上げられたロケットは順調に飛行し、打ち上げから約9時間12分後、「エコースター16」が所定の静止トランスファ軌道に投入され、打ち上げが成功した。

「エコースター16を成功させ、ILSプロトンロケットは5基ものエコースター衛星群を打ち上げました。私たちは10年間にわたって、エコースター社に協力できたことにとても誇りに思っています」
今回の打ち上げ成功を受け、ILS社のフランク・マッケナ社長はこのように述べた。

「エコースター16」はアメリカを中心にCSデジタル放送(衛星放送)サービスを行っている「DISHネットワーク」の衛星で、スペース・システムズ・ロラル社が製造したもの。32本のKuバンド・トランスポンダを搭載し、今後試験を終え、アメリカ、アラスカ、ハワイを中心に衛星通信、テレビ放送サービスなどを提供する。

 

■ILS SUCCESSFULLY LAUNCHES THE ECHOSTAR XV SATELLITE FOR DISH NETWORK
http://www.ilslaunch.com/newsroom/news-releases/ils-successfully-launches-echostar-xvi-satellite

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