米航空宇宙局(NASA)は8月9日、ケネディ宇宙センターで新しいロケット「モーフィス」の飛行試験を実施したが、打ち上げ直後にコントロールを失い、墜落し、爆発、炎上した。
発表によると、飛行試験はシャトル着陸施設の近くで行われ、「モーフィス」の打ち上げは通常に行われたが、その直後にコントロールを失い、機体が横に傾き、そのまま地面に墜落し、爆発したという。ただ、この事故によるケガ人は出ていない。
モーフィス・プロジェクトは環境に優しい低コストのロケットとして、2010年9月からジョンソン宇宙センターとアルマジロ・エアロスペース社(Armadillo Aerospace)を中心に研究が進められており、燃料に液体酸素とメタンを使用し、将来的には月や火星などの探査で使用する計画となっている。
■NASA - Morpheus
http://www.nasa.gov/centers/johnson/exploration/morpheus/index.html