米航空宇宙局(NASA)の火星探査車「マーズ・サイエンス・ラボラトリー(MSL)=キュリオシティ」は、アメリカ東部夏時間8月5日1時31分(日本時間8月6日14時31分)、火星の「ゲール・クレーター」に着陸に成功した。

火星への着陸成功は、2008年5月のフェニックス・マーズ・ランダー以来、約4年ぶり。

「キュリオシティ」は予定通り軌道を修正し、アメリカ東部夏時間8月5日1時24分(日本時間14時24分)に時速約2万kmの速度で火星大気圏に突入した。アメリカ東部夏時間8月6日1時27分頃(日本時間14時27分)にパラシュートを展開し、その後、「スカイ・クレーン(Sky Crane)」による新しい着陸が行われた。そして、火星に着陸した「キュリオシティ」からの信号が初めて届き、ミッション・コントロールは歓声と拍手に包まれた。

この写真は「キュリオシティ」から送られてきた最初の画像である。
なお、NASAは今後「キュリオシティ」の状態について調べ、その後試験運用を開始予定となっている。
「キュリオシティ」は火星のゲール・クレーターで土壌や岩石などを探査し、火星にかつて水が存在した、もしくは今にも水が存在するかどうかを調べる。

 

■NASA - Mars science laboratory
http://www.nasa.gov/mission_pages/msl/index.html