米航空宇宙局(NASA)とオービタル・サイエンシズ(Orbital Sciences Corporation)社はアメリカ東部夏時間6月13日12時(日本時間6月14日1時)、X線宇宙望遠鏡「ニュースター(NuSTAR)」を載せたペガサスXLロケットを打ち上げた。
ペガサスXLロケットを載せたジェット機「スターゲイザー(ロッキードL-1011の改造)」は、マーシャル諸島共和国・クェゼリン島のレーガン試験場を離陸し、上空約1万2000mでペガサスXLロケットを打ち上げた。打ち上げられたロケットは順調に飛行し、打ち上げから約13分後、「ニュースター」が所定の軌道に投入され、打ち上げが成功した。
「ニュースターX線宇宙望遠鏡」は高エネルギーX線を観測でき、銀河団やブラックホール、銀河中心の大規模ジェット、星の爆発などを調べる。
■NASA's NuSTAR Mission Lifts Off
http://www.nasa.gov/mission_pages/nustar/news/nustar20120613.html