インターナショナル・ローンチ・サービス社(ILS)はバイコヌール時間3月25日18時10分(日本時間21時10分)、インテルサット社の通信衛星「インテルサット22(Intelsat 22)」を載せたプロトンロケット(プロトン・ブリーズM)を、カザフスタンのバイコヌール宇宙基地から打ち上げた。
打ち上げられたロケットは順調に飛行し、打ち上げから約15時間30分後、「インテルサット22」が所定の軌道(超同期遷移軌道=SSTO)に投入され、打ち上げが成功した。ILSプロトンロケットによるSSTOへの投入は今回が初めて。
「ILSとクルニチェフはこの重要なSSTOミッションに集中し、打ち上げを成功させたことに光栄に思います」
今回の打ち上げ成功を受け、ILS社のフランク・マッケナ社長はこのように述べた。
「インテルサット22」はボーイング社が製造した通信衛星で、重さ約6900kg。Cバンド・トランスポンダとKuバンド・トランスポンダを搭載し、欧州、アフリカ、アジアに衛星ネットワークサービスなどを提供する。また、「インテルサット22」にはオーストラリア国防軍専用のUHF通信機器も搭載しているという。
■Intelsat’s Global Broadband Maritime and Aeronautical Infrastructure Continues to Advance with ILS Proton Launch Success of Intelsat 22
http://www.ilslaunch.com/newsroom/news-releases/intelsat%E2%80%99s-global-broadband-maritime-and-aeronautical-infrastructure-continue