インド宇宙研究機関(ISRO)は日本時間2024年2月17日、「GSLV-F14」ミッションで気象衛星「INSAT-3DS」の打ち上げに成功しました。

INSAT-3DSを搭載した「GSLV」ロケットは日本時間2024年2月17日21時05分(インド標準時同日17時35分)、インド南部のシュリーハリコータにあるサティシュ・ダワン宇宙センターから打ち上げられました。ISROによると、衛星は発射から約19分後に静止トランスファー軌道に投入され、打ち上げは成功したということです。

-PR-

【▲ サティシュ・ダワン宇宙センターから打ち上げられたGSLVロケット(Credit: ISRO)】
【▲ サティシュ・ダワン宇宙センターから打ち上げられたGSLVロケット(Credit: ISRO)】

INSAT-3DSは静止軌道に投入されるインド第3世代の気象衛星で、天気予報や災害警報を発出するための観測を目的としています。衛星は重量2275キログラムで、6チャンネルのマルチスペクトルイメージャと19チャンネルのサウンダ、データ中継トランスポンダ(DRT)、衛星補完式捜索救難トランスポンダー(Satellite Aided Search & Rescue transponder)が搭載されています。

ISROによると、これらのペイロードは大気や陸地、海洋研究のため、大気運動ベクトルや海面水温・地表温度、雲特性と微物理パラメータ、霧、降雨などの主要なパラメータを生成するということです。得られたデータはインドの地球科学省(Ministry of Earth Sciecne)などで使用されます。

INSAT-3はインドの気象観測や通信を目的とする静止衛星シリーズです。2003年4月に打ち上げられたシリーズ最初の衛星「INSAT-3A」に続いて、現在は「INSAT-3B」「INSAT-3C」「INSAT-3D」「INSAT-3DR」が軌道上を周回しています。ISROによると、今回打ち上げられた「INSAT-3DS」は既に軌道上で運用されている「INSAT-3D」と「INSAT-3DR」との連携強化を目的としているということです。

【▲ GSLVのフェアリングと地球観測衛星「INSAT-3DS」(Credit: ISRO)】
【▲ GSLVのフェアリングと地球観測衛星「INSAT-3DS」(Credit: ISRO)】

打ち上げに使用されたGSLV(Geosynchronous Satellite Launch Vehicle(静止衛星打上げ機)の略称)は全長51.7メートル、重量420トンの3段式ロケットです。今回はGSLVにとって16回目の打ち上げとなりました。

 

Source

  • ISRO - GSLV-F14/INSAT-3DS MISSION
  • ISRO - GSLV-F14/INSAT-3DS Brochure
  • ISRO - Launch of GSLV-F14/INSAT-3DS Mission from Satish Dhawan Space Centre (SDSC) SHAR, Sriharikota. (YouTube)
  • SpaceNews - India launches INSAT-3DS meteorological satellite with GSLV rocket
  • Space.com - India launches powerful new weather satellite INSAT-3DS into orbit on ‘naughty boy’ rocket (video)
  • RESTEC - INSAT-3

文/出口隼詩 編集/sorae編集部

-ads-

-ads-