【SAPOD】今日の「宇宙画像」です。soraeが過去に紹介した特徴的な画像や、各国の宇宙機関が公開した魅力的な画像、宇宙天文ファンや専門家からお寄せいただいた画像を紹介しています。(文末に元記事へのリンクがあります)

(引用元:sorae 宇宙へのポータルサイト)

こちらは、soraeが2020年5月30日の記事内で紹介した『イータカリーナ星雲の一角にある「ミスティック・マウンテン」』の画像です。ガスと塵でできた柱の高さは、およそ3光年に達するとされています。

Source
  • Image Credit: NASA, ESA, M. Livio and the Hubble 20th Anniversary Team (STScI)
  • sorae - 巨人のような不思議な姿、星を生み出す「ミスティック・マウンテン」

 

ミスティック・マウンテンはイータカリーナ星雲で誕生した明るい星々からの強い放射と恒星風による侵食を受けています。柱のような構造は侵食に耐えられるほど密度が高い部分で、そのなかでは新たな星が誕生しています。この柱構造の高さは、およそ3光年に達しているとみられています。

なお、ミスティック・マウンテンは、内部で誕生した星々による侵食の影響によって、今後数百万年以内に消えてしまうと考えられています。

【▲イータカリーナ星雲の一角にある「ミスティック・マウンテン」(Credit: Hubble, NASA, ESA; Processing: Judy Schmidt)】
【▲イータカリーナ星雲の一角にある「ミスティック・マウンテン」(Credit: Hubble, NASA, ESA; Processing: Judy Schmidt)】

 

文/sorae編集部

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