【SAPOD】今日の「宇宙画像」です。soraeが過去に紹介した特徴的な画像や、各国の宇宙機関が公開した魅力的な画像、宇宙天文ファンや専門家からお寄せいただいた画像を紹介しています。(文末に元記事へのリンクがあります)

(引用元:sorae 宇宙へのポータルサイト)

こちらは、soraeが2024年5月23日の記事内で紹介した『NASAの木星探査機「ジュノー」の可視光カメラ「JunoCam」で撮影された木星』です。ジュノーが2024年3月7日に取得したデータをもとに市民科学者のGerald Eichstädtさんが作成したものです。

Source
  • Image Credit: Image data: NASA/JPL-Caltech/SwRI/MSSS; Image processing by Gerald Eichstädt
  • sorae - 木星の手前を横切っていく物体の正体は? NASA探査機ジュノーが撮影

 

2つ並べられたこの画像には、木星の手前を横切っていく“ある物体”が写り込んでいます。解像度の都合により掲載した画像では見つけづらいかもしれませんが、どこに写っているのかわかりますでしょうか?

【▲ アメリカ航空宇宙局(NASA)の木星探査機「ジュノー」の可視光カメラ「JunoCam」で撮影された木星(アマルテアの位置を示す矢印を追加したバージョン)。2024年3月7日に取得されたデータをもとに市民科学者のGerald Eichstädtさんが作成(Credit: Image data: NASA/JPL-Caltech/SwRI/MSSS; Image processing by Gerald Eichstädt)】
【▲ アメリカ航空宇宙局(NASA)の木星探査機「ジュノー」の可視光カメラ「JunoCam」で撮影された木星(アマルテアの位置を示す矢印を追加したバージョン)。2024年3月7日に取得されたデータをもとに市民科学者のGerald Eichstädtさんが作成(Credit: Image data: NASA/JPL-Caltech/SwRI/MSSS; Image processing by Gerald Eichstädt)】

その物体の正体は木星の衛星「アマルテア」です。アマルテアは活発な火山活動が起きていることで知られるイオよりも内側にある衛星で、公転周期は約12時間。平均半径は約84kmで、直径が地球の約11倍もある木星の前では小さな点のようにしか見えません。

【▲ 参考画像:アメリカ航空宇宙局(NASA)の木星探査機「ガリレオ」が1999年8月(左)と同年11月(右)に撮影した木星の衛星アマルテア(Credit: NASA/JPL/Cornell University)】
【▲ 参考画像:アメリカ航空宇宙局(NASA)の木星探査機「ガリレオ」が1999年8月(左)と同年11月(右)に撮影した木星の衛星アマルテア(Credit: NASA/JPL/Cornell University)】

文/sorae編集部

 

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