【SAPOD】今日の「宇宙画像」です。soraeが過去に紹介した特徴的な画像や、各国の宇宙機関が公開した魅力的な画像、宇宙天文ファンや専門家からお寄せいただいた画像を紹介しています。(文末に元記事へのリンクがあります)
(引用元:sorae 宇宙へのポータルサイト)
こちらは、soraeが2023年3月22日の記事内で紹介した『渦巻銀河「JW100」』です。この画像はハッブル宇宙望遠鏡の「広視野カメラ3(WFC3)」で取得したデータ(近紫外線・可視光線・近赤外線のフィルター合計6種類を使用)をもとに作成されました。
Source
- Image Credit: ESA/Hubble & NASA, M. Gullieuszik and the GASP team
- sorae - 剥ぎ取られたガスが触手のよう。クラゲ銀河「JW100」
JW100は銀河団「A2626」を構成する銀河のひとつです。画像の下方向へと流れていく斑(まだら)模様の連なりのような構造は、銀河からゆっくりとガスが剥ぎ取られたことで形成されたと考えられています。
このような構造を持つ銀河はJW100の他にも見つかっていて、触手を伸ばしたクラゲの姿にも見えることから「Jellyfish Galaxy(クラゲ銀河)」と呼ばれています。画像を公開した欧州宇宙機関(ESA)はその様子を「銀河円盤から滴り落ちるペンキのようだ」と表現しています。
文/sorae編集部