株式会社TENGAは2022年9月12日、2021年に打ち上げを実施した「TENGAロケット」に関する記録映像や未発表情報を公開しました。
TENGAロケットは、インターステラテクノロジズ株式会社と株式会社TENGAの共同プロジェクトです。一般の人間にとってはまだまだ遠い「宇宙」を身近な存在にするべく宇宙開発を目指すベンチャーと、時にタブー視もされる「性」に関連したブランドを展開する企業とのコラボレーションによるもの。2021年7月31日に実施された打ち上げでは、高度92kmに達し、宇宙空間でのペイロード放出や洋上回収を行うなど、ミッションは大成功となりました。
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打ち上げから1年の時を経て公開されたのは、2021年にNetflix Japanの公式YouTubeチャンネルにて期間限定配信された「TENGA代表の松本光一氏に密着したドキュメント映像」です。前編・後編がTENGAの公式YouTubeチャンネルで公開されており、どなたでも閲覧可能となっています。
【▲ 「TENGAロケット打ち上げの軌跡(前編)」松本光一 密着ドキュメント】
【▲ 「TENGAロケット打ち上げの軌跡(後編)」松本光一 密着ドキュメント】
また、未公開情報としてTENGAロケットに搭載された「計測用TENGAによるデータ計測結果報告」も公開されました。一部、内容を引用して紹介します。
TENGAロケットのコクピットにはデータ計測用のTENGAが搭載されており、宇宙空間でのTENGA内部の温度や気圧のデータを収集。打上げ10秒前から582秒後までおおむね継続的に計測用TENGAの温度と気圧のデータ取得に成功しました。 「宇宙用TENGA」開発の第一歩となりました。TENGAが宇宙へ行ったのも史上初となります。
気圧の変化をみると、打上げ後120.4秒から337.78秒までの約210秒間、TENGA内部が0気圧になっていました。真空状態です。一方で温度は、打上げ10秒前から地球帰還までの間の約10分間で約1°C下がっています。気圧は高度に対応して変化していますが、TENGA内部の温度はある程度一定だったと言えます。
(TENGA公式より引用)
気圧の変化をみると、打上げ後120.4秒から337.78秒までの約210秒間、TENGA内部が0気圧になっていました。真空状態です。⼀⽅で温度は、打上げ10秒前から地球帰還までの間の約10分間で約1℃下がっています。気圧は⾼度に対応して変化していますが、TENGA内部の温度はある程度⼀定だったと⾔えます。 pic.twitter.com/WIa43xQysY
— TENGA公式(横浜ビブレ2Fでポップアップ開催中) (@TENGA_PR) September 14, 2022
なお、soraeでは2021年に「TENGA宇宙プロジェクトをまとめた特設ページ」を公開しています。このプロジェクトはどの様な目的で何を目指したのか、改めてご覧ください。
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Source
- TENGA - ROCKET PROJECT
sorae編集部