さんかく座にある巨大銀河は「M33」「NGC 598」や「さんかく座銀河」としても知られている渦巻銀河です。この画像は、ハッブル宇宙望遠鏡の掃天観測用高性能カメラ「ACS」の可視光波長を用いて54箇所を合成したもの。
「M33」の画像は、巨大なファイル容量の画像が複数枚公開されており、その中でも最大なものは約1.6GBという驚異的な容量。2019年1月に公開されたもので、ハッブル宇宙望遠鏡が撮影した天体画像の中でも歴代2番目に巨大な画像になります。
「M33」の全体画像は、銀河全体の形状がぼんやりしていますが、よく見ると渦状構造や無数の星団を確認することができます。この巨大銀河には「NGC 604」や「NGC 595」などの、特徴的な星雲も含まれています。
また、超高解像度では、その様な銀河の中に含まれる天体を拡大して閲覧することができますが、約1.6GBの画像となると、そう気軽に扱える容量ではありませんね。興味のある方は、他にも、4K(29MB)・10K(179MB)・25K(973MB)などの画像も公開されていますので、環境に合わせたサイズをお楽しみください。
なお、ハッブル宇宙望遠鏡が公開した天体画像で1番の巨大画像は「アンドロメダ銀河(M31)」です。その容量は、なんと約4.3GBというDVD(片面一層)が画像1枚でほぼ埋まってしまう驚異的なサイズなのです。
Source
- Image Credit: NASA, ESA, and M. Durbin, J. Dalcanton, and B. F. Williams (University of Washington)
- Hubble - The sharpest view ever of the Triangulum Galaxy
文/sorae編集部