ISSで使用されている血圧計が判明。国内モデルが意外な価格で驚き

エー・アンド・デイのロシア子会社であるA&D RUS CO.,の血圧計が国際宇宙ステーションで採用されていることが分かりました。採用されたのは、日本国内では「エー・アンド・デイ デジタル血圧計 UA-1005」という製品のロシア向けモデルです。
ロシア国内では、A&D製の中でも最もメジャーな製品であるとメーカーは報じています。

国際宇宙ステーションでは、宇宙飛行士は毎日健康診断を行っており、その一環として血圧を計測しています。長時間の宇宙滞在において、医学的、心理的、生物医学的課題に関するデータを集めるミッションの一部に、A&Dの血圧計が使用されています。その模様は動画にて確認することができます(04:53~)。

また、国際宇宙ステーションで使用されているA&D製血圧計の特長は以下のとおり。

● 90×1人メモリ
● カフゆる巻きエラー表示(カフがゆるく巻かれていると正確な測定ができませんので、カフのゆる巻きをチェックし表示します)
● 体動エラー表示(測定中に身体や腕が動いていないかチェックして、動いた場合にアイコンが表示されます)
● 不規則脈波頻度(%IHB)表示(脈間隔をチェックすることにより不規則な脈を検知します)
● WHO(世界保健機関)基準の血圧レベル表示(測定値がWHOの血圧分類でどの領域にあるかを、6段階に分けて液晶上のバーで点滅表示します)

 

最近血圧が気になってきた筆者ですが、血圧計ってどんなモデルを購入すればよいのか正直分からず、この発表を見て、日本国内モデルを指名買いを決意。
該当モデルを検索したところ、専門的なプロフェッショナルモデルという訳ではなく、一般的な普及帯として5000円台で販売されており、正直驚いています。ISS採用モデル(の国内版)の性能を確かめてみたいですね!

 

Image Credit:株式会社エー・アンド・デイ
■地上約400km。A&Dの血圧計が、国際宇宙ステーション(ISS)で採用されています。
https://www.aandd.co.jp/adhome/whatsnew/2018/1115_iss/newsrelease_20181115_iss.pdf