米航空宇宙局(NASA)は11月28日、NASAケネディ宇宙センターに新しいカウントダウン・クロックを設置した。12月5日のオリオン宇宙船試験機の打ち上げからさっそく使用が始まり、今後もNASAの打ち上げを見守っていく。

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旧カウントダウン・クロックは、ちょうど背景にサターンVロケットやスペースシャトルが飛び立った発射台が映ることから、傍らに立つ星条旗と共に多くの写真や映像に収められ、歴史の一ページを彩ってきた。またケネディ宇宙センターの名物スポットとして、多くの人々に親しまれてきた。

設置されたのは1969年のことで、アポロ12の打ち上げで初めて使われて以来、スペースシャトルの誕生から引退、アレスI-Xロケット、ファルコン9ロケットの打ち上げなどを見届けてきた。大きさは幅約8.0m、高さ約1.8mで、40W電球を349個使い、数字やコロン、プラス・マイナス記号を表示していた。しかし装置が老朽化し、交換部品も手に入りづらくなったことから世代交代が決定され、2014年11月24日に撤去された。

今回設置された新しいカウントダウン・クロックは、幅約8.0m、高さ約2mと、大きさは以前のものとあまり変わっていないが、全体が大型のディスプレイとなり、打ち上げまでの時間だけではなく、写真や映像などを映し出すことが可能になっている。

 

■New Display Counts Down for New Generation | NASA
http://www.nasa.gov/content/new-display-counts-down-for-new-generation/index.html#.VKKDiv8Yw

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