アメリカ航空宇宙局(NASA)は10月18日、火星探査機「メイブン(MAVEN)」の打ち上げ準備作業が再開し、スケジュール通りに進んでいると発表した。
アメリカ政府が閉鎖を受け、「メイブン」の打ち上げ準備作業も一時中断され、打ち上げに間に合わない可能性もあったが、NASAによると、準備作業が中断されたのはわずか数日間で、「メイブン」の準備作業の緊急性を上げ、政府閉鎖期間中でも作業が進められていたという。
「メイブン」の打ち上げ準備作業はケネディ宇宙センターで順調に進められており、10月22日にはスピン試験が予定されている。打ち上げについては、予定通り11月18日に行うという。
「メイブン」は「Mars Atmosphere and Volatile EvolutioN」の略で、火星の気候と居住性の問題に取り込み、火星大気の上層部と電離圏のダイナミックな活動への理解を深める。また、過去の火星は厚い大気に覆われていたと考えられているが、その大気がなぜ無くなってしまったのか、「メイブン」はその手がかりを見つけてくれるかもしれない。
■MAVEN Launch Preps on Schedule
http://www.nasa.gov/content/maven-launch/index.html