朝鮮民主主義人民共和国(北朝鮮)の国営メディア朝鮮中央通信は1日、北朝鮮の最高人民会議において宇宙機関を設立することが決定されたと報じた。
声明によれば「朝鮮民主主義人民共和国は、人工衛星と開発と打ち上げにおいて完全な地位を確立した。平和目的のために宇宙開発を行うという正当な権利を行使し、我が国を世界的な宇宙強国へと発展させることは、朝鮮民主主義人民共和国の不変の立場である」と主張、そして「経済力の強化、人々の生活水準の改善のため、そして我が国の宇宙活動のすべてを管理、遂行するため、朝鮮民主主義人民共和国宇宙開発局(DPRK State Space Development Bureau)を設立することとした」としている。
北朝鮮にはこれまで、朝鮮宇宙空間技術委員会と呼ばれる宇宙機関が銀河ロケットや光明星衛星の開発や打ち上げを担当してきたが、今回新しく設立される宇宙機関は、権限や予算規模をより拡大させたものになると推測される。
■DPRK SPA Decides to Set Up State Space Development Bureau
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