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スペース・エクスプロレーション・テクノロジーズ社(スペースX社)は23日、再使用ロケット試験機グラスホッパーを高度40mまで上昇させ、着陸させることに成功したと発表した。

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グラスホッパーはスペースX社が開発中の再使用ロケットだ。同社はファルコン9ロケットを基にした再使用ロケット、つまり現在のように機体を打ち上げの度に使い捨てるのではなく、飛行機のように何度も再使用するロケットを開発する事を目指しており、グラスホッパーはその為の実験機に位置づけられている。最大の特長はVTVL機、すなわち垂直に離陸し、垂直に着陸できる点にある。スペースシャトルのように巨大な翼や着陸の為の滑走路が必要ない反面、着陸の為の推進剤を積む必要があり、また安全に垂直着陸するには高い制御技術が求められる。

グラスホッパーはこれまで、9月に第1回の飛行を行い高度1.8mまで上昇、11月に第2回の飛行で高度5.4mまで上昇し、共に成功を収めている。そして12月17日に行われた試験では高度40mまで上昇し、無事に着陸に成功、飛行時間は29秒を記録した。また今回は身長約1.8mのカウボーイの人形が搭載されていた。

スペースXは今後もグラスホッパーの試験を続けるとはしているが、いつごろ実際の衛星や宇宙船の打ち上げにこの技術を使うかはまだ決まっていない。

 

■ SPACEX'S GRASSHOPPER TAKES GIANT LEAP TOWARDS REUSABILITY WITH 12-STORY FLIGHT
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