ロシア連邦宇宙局は7月29日、プログレス補給船(47P)を用いた新しい自動ドッキングシステムの試験に成功したと発表した。

発表によると、新しいKurs-NA自動ドッキングシステムを試験するため、プログレス補給船(47P)は7月23日に国際宇宙ステーション(ISS)から一旦分離し、7月24日に再ドッキングする予定だったが、再ドッキング中に不具合が生じ、作業が中止された。

しかし、ロシア側は日本の宇宙ステーション補給機「こうのとり」3号機(HTV3)の結合作業を待ち、アメリカ東部夏時間7月28日21時1分(日本時間7月29日10時1分)に、プログレス補給船(47P)の再ドッキング作業を再度実施し、それに成功したという。

Kurs-NA自動ドッキングシステムは現在のシステムに比べ、より少ない電力とより少ないアンテナで稼働でき、安全性も改善されている。ロシア側は今後、この新しいドッキングシステムをソユーズ有人宇宙船とプログレス補給船の両方に採用する予定。

 

■О стыковке ТГК «Прогресс М-15М» с МКС
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