6月16日に打ち上げられた有人宇宙船「神舟9号」は北京時間6月18日14時14分(日本時間15時14分)に、中国初のドッキング目標機「天宮1号」とドッキングした。

ドッキング作業は北京宇宙飛行管制センター(BACC)がコントロールする中、自動で行われ、その様子は中国中央テレビ(CCTV)でも中継された。搭乗していた景海鵬(Jing Haipeng)宇宙飛行士、劉旺(Liu Wang)宇宙飛行士、劉洋(Liu Yang)宇宙飛行士の3名は自動ドッキングの様子を見守りながら、データを取得し、BACCとの交信を続けた。

ドッキングした後、北京時間6月18日17時6分(日本時間18時6分)、景海鵬宇宙飛行士がハッチを開け、3人は「天宮1号」の中に移動し、カメラに手を振って、地上に元気な姿を見せた。

中国は昨年11月に無人ドッキングを成功させたが、有人ドッキングは今回が初めて。また、宇宙空間で有人宇宙船のドッキングを成功させたのは、アメリカ、ロシアに次いで3カ国目。

 

■天宫一号与神舟九号成功実現自動交会対接
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