中国は通信衛星「中星2E」の打ち上げに成功しました。ロケットの打ち上げは現地時間8月6日0時30分に西昌衛星発射センターから行われ、その後衛星は予定の軌道に投入されました。ミッションを担当する中国航天科技集団公司(CASC)によると、太陽光パネルの展開も無事に確認し、打ち上げの成功を確認したということです。また、衛星を打ち上げたロケットは長征3Bロケットです。

西昌衛星発射センターから打ち上げられる通信衛星「中星2E」を搭載した長征3Bロケット(Credit: CASC)

【▲ 西昌衛星発射センターから打ち上げられる通信衛星「中星2E」を搭載した長征3Bロケット(Credit: CASC)】

中星2Eは、中国空間技術研究院が開発した通信衛星で、運用は中国衛星通信が行います。CASCによると、中国全土のラジオ局やテレビ局、無線通信局などにラジオ放送やテレビ放送などを提供できるということです。その一方で、一部の宇宙関係海外メディアは軍事用通信衛星ではないかと報道しています。

衛星は打ち上げ後、静止トランスファ軌道に投入されました。今後、衛星本体の燃料を使用して高度約3万600kmの静止軌道へ移動し、運用を行います。

長征3Bロケットは、主に静止トランスファー軌道への打ち上げに使用されます。ロケットの1段目に4本の補助ブースターを配置することにより、ロケットの能力を増強。長征ロケットの開発や製造は主に中国運載火箭技術研究所が担当します。

中国のロケット打ち上げは、今月に入ってからこのミッションを含めて、すでに3回行われました。8月4日には中国北部にある太原衛星発射センターから長征6号ロケットが2機の衛星を搭載して打ち上げられ、成功したということです。この打ち上げから30時間で中星2Eの打ち上げが行われました。

なお、今回の打ち上げは長征ロケット383回目の打ち上げとなりました。

 

Image Credit: CASC
Source: CASC/SpaceNews/Spaceflightnow
文/sorae編集部

 オススメ関連記事