火星の嵐に伴い活動を休止している探査車「オポチュニティ」ですが、NASAによる積極的な復帰試行が近日中に終了することになります。
4ヶ月前の大規模な嵐により、活動を休止しているオポチュニティ。NASAはこれまで回復を期待して信号を送り続けてきましたが、いまだ返信はありません。このまま返信がない場合、NASAは数ヶ月間信号受信を待つするフェーズに移行することになります。
2004年1月から活動を続けてきたオポチュニティ。このような回復試行の終了は、別の火星探査機「インサイト」のミッションに備えるためです。また信号受信が確認されなかった場合、オポチュニティは砂や低温のために復帰が難しいものと判断されます。
Image Credit: NASA
■NASA to Soon End Active Efforts to Restore Contact with Opportunity
https://www.space.com/42253-nasa-soon-end-active-efforts-opportunity.html
(文/塚本直樹)