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【SAPOD】今日の「宇宙画像」です。soraeが過去に紹介した特徴的な画像や、各国の宇宙機関が公開した魅力的な画像、宇宙天文ファンや専門家からお寄せいただいた画像を紹介しています。(文末に元記事へのリンクがあります)
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【▲ ウェッブ宇宙望遠鏡が撮影した天王星(画像左側)とハッブル宇宙望遠鏡が撮影した天王星(画像右側)(Credit: NASA, ESA, STScI, A. Simon (NASA-GSFC), M. H. Wong (UC Berkeley), J. DePasquale (STScI))】
(引用元:sorae 宇宙へのポータルサイト)
Source
- Image Credit: NASA, ESA, CSA, STScI, J. DePasquale (STScI)
- sorae - 環もくっきり! ジェイムズ・ウェッブ宇宙望遠鏡が捉えた天王星の姿
こちらは、soraeが2023年4月8日の記事内で紹介した『ジェイムズ・ウェッブ宇宙望遠鏡が撮影した「天王星」』です。ウェッブ宇宙望遠鏡の「近赤外線カメラ(NIRCam)」で取得されたデータをもとに作成されました。
赤外線の観測に特化したウェッブ宇宙望遠鏡は、主に可視光線を捉えるハッブル宇宙望遠鏡で観測した時とは異なった天王星の姿を捉えています。
ハッブル宇宙望遠鏡の画像では1本の細いリングのように見える天王星の環も、まるで土星の環のように目立っています。ウェッブ宇宙望遠鏡を運用する宇宙望遠鏡科学研究所(STScI)によると、13本見つかっている天王星の環のうち、ここには11本が写っているといいます。
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なお、宇宙望遠鏡は可視光線だけでなく赤外線やX線といった様々な波長を使って天体の観測を行うことがあるため、一般向けに公開されている画像はデータの取得に使用した波長に特定の色を割り当てて着色したもの(疑似カラー画像)となります。
冒頭で紹介した画像は、結果的に人間が見た天王星の色合いと同じようになっているようです。