2018年7月31日には、火星が地球へと近づく「火星大接近」が発生します。本日は夜9時ごろに南東の低い空にて、赤く輝く火星が観察できるはずです。
火星と地球は2年2ヶ月ごとに接近するのですが、その公転軌道が楕円形であるため、地球との接近距離が周期的に変化します。そして7月31日には、その距離が5759万kmにまで接近するのです。このように火星との距離が6000万kmをきるのは15年ぶりとなります。
7月31日の火星はマイナス2.8等で輝き、さらに今年の9月上旬までは火星がマイナス2等の明るさを維持します。もし本日の火星大接近を見逃しても火星観測のチャンスは続きますので、久々の火星の天文ショーを楽しみにしたいですね。
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文/塚本直樹