ロシア、イランの地球観測衛星と小型衛星16機を打ち上げ
【▲打ち上げ直前のソユーズ2.1bロケット(Credit: ロスコスモス TV)】
【▲打ち上げ直前のソユーズ2.1bロケット(Credit: ロスコスモス TV)】
【▲打ち上げ直前のソユーズ2.1bロケット(Credit: ロスコスモス TV)】

ロシアは日本時間2022年8月9日、「ソユーズ2.1b」ロケットの打ち上げを実施しました。搭載されていた衛星は予定の軌道へ無事投入されたことが、海外の宇宙ニュースメディアで報じられています。

打ち上げに関する情報は以下の通りです。

■ソユーズ2.1b/フレガートM(Khayyam)

打ち上げ日時:日本時間2022年8月9日14時52分【成功】
発射場:バイコヌール宇宙基地(ロシア)
ペイロード:ハイヤーム(Khayyam)、その他16機

ロシアの国営宇宙企業ロスコスモスや国営のタス通信によると、「ハイヤーム」はイランの地球観測衛星とされています。衛星の名前は、11世紀ペルシア生まれの博学者・詩人「ウマル・ハイヤーム(Omar Khayyam)」にちなんで名付けられています。

いっぽう、イランに関するニュースを配信している英国の民間企業「Iran International」や、「NASASpaceFlight.com」のフォーラムでは、ハイヤームはロシアの地球観測衛星「カノープスV」に高解像度カメラを搭載したもので、中東全体の軍事施設の監視強化を目的とした偵察衛星であると指摘されています。

また、今回の打ち上げられたソユーズ2.1bには、ハイヤーム以外にもロシアの大学・企業・非営利団体の超小型衛星16機が搭載され、軌道に投入されたとのことです。

 

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文/sorae編集部 速報班