米航空宇宙局(NASA)は7月17日昼過ぎ(現地時間)、探査機「ニュー・ホライズンズ」が撮影した、冥王星の衛星「ニクス」の画像を公開した。

この画像は7月13日に撮影されたもので、ニクスとは約59万km離れていた。距離が遠いことからドット絵のようになっているが、ニクスを観測したものの中では、これまでで最も解像度の高い画像となる。

写っている部分の幅はおよそ6kmほどとされる。一見すると球形に近い星のように見えるが、ニクスは「ハイドラ」と同じく楕円形で、最大で約40kmの長さを持つと推測されており、この画像はその端の側から見る形の位置から撮影されたものとされる。

ニクスは2005年5月に、宇宙望遠鏡「ハッブル」によって「ハイドラ」(「ヒドラ」とも)と共に発見された。ニクスもハイドラも非常に小さい星で、これまでその正確な姿かたちは明らかになっていなかった。

 

■Homing in on Nix, Pluto's Small Satellite | NASA
http://www.nasa.gov/image-feature/homing-in-on-nix-plutos-small-satellite