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三菱重工と宇宙航空研究開発機構(JAXA)は2月3日、情報収集衛星光学5号機を搭載したH-IIAロケット28号機を、3月26日に打ち上げると発表した。予定通り打ち上がれば、今年度5機目のH-IIAの打ち上げとなり、また昨年10月の「ひまわり8号」の打ち上げから、約2か月間隔で4機のロケットが打ち上げられることになる。

打ち上げ時刻は10時00分から12時00分が確保されており、打ち上げ日の直前に正確な時刻が決定されるものと思われる。また打ち上げ予備期間として3月27日から4月10日までが確保されている。

情報収集衛星は内閣衛星情報センターが運用する衛星で、日本の安全保障や、災害時の状況把握に活用するため、地表の撮影を行うことを目的としている。情報収集衛星には電子光学センサー(高性能なデジタルカメラ)で地表を撮影する光学衛星と、合成開口レーダーを使って地表を撮影するレーダー衛星の2種類があり、光学衛星はレーダー衛星より地上の物体を細かく見分けられるが、撮影したい地域が夜だったり、あるいは上空に雲がかかっていたりすると撮影できない。一方レーダー衛星は、物体を見分ける能力は光学衛星より劣るが、夜間や天候が悪くても撮影することができるという特徴を持つ。

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情報収集衛星は光学衛星2機、レーダー衛星2機の4機を1セットとして基本体制として運用されている。この体制により、地球上のある地点を1日に最低1回撮影することが可能となる。2003年から打ち上げが始まり、打ち上げ失敗や故障などの紆余曲折がありつつ、10年後の2013年に念願の4機体制が実現した。

現在軌道上には光学3号機と光学4号機、レーダー3号機とレーダー4号機、また光学5号機実証衛星、そして先日打ち上げられたばかりのレーダー予備機の6機が配備されている。

今回打ち上げられるのは光学衛星の5号機で、現在運用中の光学3号機の後継機となる。光学3号機の設計寿命は明らかにされていないが、2009年に打ち上げられた衛星であることから、すでに寿命が近付いているものと思われる。また光学5号機実証衛星の成果が活かされたことで、光学5号機の分解能は3号機よりも向上しているとされる。

 

■JAXA | H-IIAロケット28号機の打上げについて
http://www.jaxa.jp/press/2015/02/20150203_h2af28_j.html

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