ワンウェブは3月21日、34機の衛星の打ち上げを実施しました。これらは、同社の衛星ブロードバンド計画を構成する一部となります。
カザフスタンのバイコヌール宇宙基地から「ソユーズ」ロケットで打ち上げられた34機の人工衛星は、打ち上げから3時間45分後に予定軌道に投入されました。今後、衛星は高度1200kmへと移動します。
ワンウェブは2019年2月に6機と34機の衛星を投入しており、今回が3回目の打ち上げとなります。そして650機の初期衛星を打ち上げることで、世界中に衛星ブロードバンドを提供しようとしているのです。
すべてが計画通りに進めば、最初のサービスのデモは2020年末に提供されます。また、商用サービスは2021年末に実施される予定です。
このような衛星コンステレーションによるブロードバンドサービスを計画している企業としては、スペースXやアマゾンがあります。一方で、多数の衛星が定期道に打ち上げられることによる天体観測への影響も心配されているのです。
Image: Roscosmos via OneWeb
Source: Space.com
文/塚本直樹