【SAPOD】今日の「宇宙画像」です。soraeが過去に紹介した特徴的な画像や、各国の宇宙機関が公開した魅力的な画像、宇宙天文ファンや専門家からお寄せいただいた画像を紹介しています。(文末に元記事へのリンクがあります)

(引用元:NASA)

こちらは、アメリカ航空宇宙局(NASA)の木星探査機「ジュノー」に搭載されている可視光カメラ「JunoCam(ジュノーカム)」を使って撮影された木星です。この画像は、ジュノーによる39回目の木星フライバイ(近接通過)「PJ39(Perijove 31)」で取得されたデータが使われています。

※…PJ39は2022年1月に実施

Source
  • Image Credit: Image data: NASA/JPL-Caltech/SwRI/MSSS, Image processing by Andrea Luck © CC BY
  • NASA - PIA25014: NASA's Juno Spacecraft Glimpses Jupiter's Moons Io and Europa

 

この画像の右側部分を拡大してみると、木星の衛星「イオ(Io)」と「エウロパ(Europa)」が写っていることが確認できます。

木星探査機ジュノーが撮影した、木星と衛星イオとエウロパ
【▲ 冒頭の画像を拡大し、注釈を加えたもの(Credit: Image data: NASA/JPL-Caltech/SwRI/MSSS, Image processing by Andrea Luck © CC BY)】

イオは太陽系で最も火山活動が活発な天体である一方、エウロパは氷に覆われた表面の下に液体の海が存在する可能性があると考えられています。

JunoCamで取得されたRAW画像は一般の人々が利用できるように順次公開されていて、数多くの市民科学者たちがこれを利用して多彩な画像を作成しています。冒頭の画像は、市民科学者であるAndrea Luckさんが作成したものです。

 

編集/sorae編集部

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