ロシア連邦宇宙庁は2015年12月19日、国際宇宙ステーション(ISS)に物資を送り届ける「プログレスMS」補給船を搭載した「ソユーズ2.1a」ロケットを、バイコヌール宇宙基地の発射台に設置した。
打ち上げはカザフスタン時間2015年12月21日11時44分(日本時間2015年12月21日17時44分)に設定されている。ISSとのドッキングは打ち上げから2日後の、日本時間12月23日19時31分ごろに予定されている。
プログレスMSは、ISSに補給するための水や食料、生活必需品、酸素や燃料、ISSの部品など、合計約2.5トンが搭載されている。
プログレスMSは、ロシアが新たに開発した補給船で、今回が初飛行となる。外観は前のプログレスM-M型と変わらないものの、ランデヴー・ドッキング・システムが新しくなっているほか、通信や航法装置の更新やデブリ・シールドの強化、超小型衛星搭載用のコンテナーの追加など、大きく改良されている。
また、これらの改良点のうちの多くは有人の「ソユーズ」宇宙船にも導入され、「ソユーズMS」として開発が進められている。「ソユーズMS」の初打ち上げは2016年3月ごろに予定されている。
Image Credit: Roskosmos
■РОСКОСМОС. РН «СОЮЗ-2.1А» С ТГК «ПРОГРЕСС МС» УСТАНОВЛЕНА НА СТАРТОВОЙ ПЛОЩАДКЕ
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